従来の瞑想法をやっていることは尊いけれど、もし本物だと思っている瞑想法が、偽物に過ぎなかったら?
これほどもったいない時間はないし、この先続けてもその瞑想法で得られる効果を高めていくことはできないだろう。
いや! 実際に瞑想法を行って効果を感じている!という人もたくさんいるだろう。
それは否定しない。
なぜならば、瞑想を行う行為自体に、その手法が本物でなかったとしても、一定の効果があるからだ。
しかし、それ以上には決して行かない。
いくら時間を積み重ねたとしても。
偽物の瞑想法であっても、瞑想的ななにかの効果を体験できるかもしれない。
しかし、所詮「なにか」でしかないのだ。
そこに積み重ねはない。
打率1割バッターのたまたまの内野安打にしか過ぎない。
従来の瞑想法で体験できる瞑想状態は、本当に浅い状態だ。
理性の働きが制限された時に得られる効果のようなものに過ぎない。
それだけ理性を使うことの疲弊の裏返しに過ぎない効果だ。
まあ、理性を一部をシャットアウトできただけでももうけものかもしれない。
しかし、従来の瞑想法では、空回りをしてしまうと理性を使って瞑想法から効果を引き出そうとするのが人間だ。
頭が重くなって理性に囚われてしまう人が多くいるのも事実だ。
それはやっている瞑想法が偽物の効果しかないからだ。
瞑想的ななにかの効果を得たかったら、アルコールで気分がいい良質な酔い方をすればいいし、人生を道に迷わせてもいいのならマリファナやコカイン、いや覚醒剤、ヘロインやLSDでもやればいい。
脳がいかれさせて変性意識状態に入りたければ、いくらでも簡単に方法がある。
しかし、それでは決して成長しない。
そればかりか現実逃避から、ますます薬物やアルコールに依存してしまうだろう。
そしてまともな脳へともとに戻ることはない。
ならば従来の瞑想法が遥かにいいに決まっている。
だが、それが偽物だ。
言い方が悪ければ、決して本物ではない。
脳が、変性意識がどんどん成長していかない瞑想法なのがその証拠だ。
(アルコールやドラッグはやればやるほど脳が退化、破壊されていくことはいうまでもない)
本物の瞑想状態に突入した時、脳は大きく成長する。
その成長のレベルが、次瞑想をやるときにはベースとなり、やればやるほど成長していく。
成長の実感がまざまざとわかる(瞑想の本質的なコツを掴めばとんでもない成長曲線を描くだろう)
従来の偽物的な瞑想法をやり続けて、脳が進化していったか? どんどん成長していってくれたのか? 瞑想状態の効果が劇的にどんどん深まっていくことがあっただろうか?
スタート地点に戻ったり、迷走状態に入ってしまっていないか?
それは従来の瞑想法が偽物だったことに尽きる。
あなたのやり方が悪かったわけでもない(ただしコツをつかむ必要はあるが)。
瞑想をやり勧めて、迷走状態に入るならば、瞑想法そのものが間違いだったということだ。
あれこれ自分のやり方が…と考えるとますます効果が遠のくか、逆にやればやるほど精神状態が整わなくなるだろう。