瞑想を覚醒させる魔法 岩波英知脳覚醒プログラムについてのブログ

瞑想を熱心にやってきたブログ主の体験談。主に岩波英知先生の脳覚醒プログラムについて。すごい?怪しい?効果は?

瞑想で不安は消えるのか? 瞑想中に不安になることがあったらどう対処するべきか

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瞑想は不安を消してくれる。
心がやすらぎ、心の心配事や重荷がす~と消えていってくれる。
瞑想が効果を発揮する時、ネガティブな感情が収縮していき、一度まっさらな精神状態になり、そこからポジティブシンキングが生まれてくる。
様々な気づきが見出されていく。

 

しかし、瞑想状態が不安を消してくれることは事実だとしても、不安が消えてくれる瞑想状態に入るまでの間に、逆に不安になることがある。
我々の心のは常に防衛されている。
瞑想をやる人にとって、自分のメンタルブロックの手強さを身にしみていることだろうが、メンタルブロックがあるからこそ、日常ではぎりぎりネガティブな感情が発生せずに、心の隅に抑圧して生きていられる。

 

過去の私のように常日頃から、何かあると不安の感情に苦しめられるようになったら、本当に生きづらいから、メンタルブロックが頑張ってくれている。
そのメンタルブロックが瞑想中にふとした瞬間に外れることがある。
そうすると、不安や悲しみや怒りなどのネガティブ感情を抑圧してきた人でも、急に不安になり、そわそわして落ち着かなくなったり、悲しい過去に直面して精神的に落ち込んでしまう。

 

しかし、メンタルブロックを外れることはとても大事だ。
問題は自分の抱えている不安などのネガティブ感情を解消できる深い瞑想状態にまで自分を追い込めるかが大事になる。
一度、メンタルブロックが外れたのならば、それ自体は歓迎すべきことだから、行き着く先までやってしまったほうがいい。
それに瞑想にとても向いていると言えるのだから。

 

瞑想中に不安になることがあったら、どうしようとうろたえるのではなく、ましてパニックに自分でするのではなく、優しく受け入れてしまうことだ。
その不安の感情は、紛れもなく自分だ。
自分の分身だ。
ずっと抑圧して生きてきた。
あなたを不安の感情で必要以上に苦しめないためにも。

 

そしてあなたの人生そのものだ。
不安の感情だけじゃない。怒りや悲しみも。
もしかしたら、感情の渦の中に『喜び』『愛情』『幸福感』もあるのかもしれない。
今はネガティブな感情に覆い隠されていて、見出すことができないが、必ずあるはずだ。

 

とにかくネガティブな感情群を優しく抱きしめ受け入れてあげよう。
けっして突き放してもいけない。
同時に冷静に客観的に見ることも必要だ。
同化するのではなく、客観的に見ながら受け入れてやる。
受け入れるということが難しいならば、受け流す感じが良い。
ああ、これが自分の人生なのか、それが自分自身なのならしょうがない。
そこで反発したり、抜け出そうともがくと、焦り、怒り、極度の不安状態になるだけだ。

 

私も岩波英知先生の誘導によって、脳覚醒状態(覚醒瞑想状態)に入った時、メンタルブロックが一瞬で外れ、ものすごい感情の津波に心が襲われたことが何度かある。
言葉に絶する体感だったが、感情の津波の中に、様々な悪い感情、ずっと抑え込んできた感情、過去感じてきた感情、それは悪い感情だけじゃなく、愛情や喜びも入っていた。

メンタルブロックが外れている自分(と岩波先生の技術のすごさ)に感激しながらも、初めて直面する感情の津波にどう対処していいかわからなかった。
しかし、不思議と脱力感が体にあり、精神状態もやわらかい感覚があったため、冷静に受け流しながら、自分のネガティブな感情と向き合うことができていた。

 

それは脳覚醒状態という最強の瞑想状態に入れていたからであって、中途半端で一人でメンタルブロックが外れていたのならば、私はどう対処しようもなかったと思う。
一人でうろたえて、不安を消すための瞑想で不安が増す結果になったことを受け入れられずに、反発していたのではないか。
その結果、先に書いたようにさらにネガティブな感情に苦しめられていたに違いない

 

瞑想状態が極度に深まると、悪い感情が浄化していくことは間違いない。
その奥に隠れている、いい感情(喜び、幸せ、愛)を見出すことができたら、はじめて瞑想はとんでもない効果を生んでくれる。
これは私の体験談からも間違いないことだ。

 

瞑想をやって不安になる人がいるが、それは瞑想の特性上しょうがないことだ。
まずは瞑想状態の入り口に入れたことを喜ぶべき。
そして、不安の対処法をきちんとすることで、次のステップに進むことができる。

 

ただし非常に抑圧された人生を生きてきて、かつ感性が鋭い人は、一人ではやらないことをおすすめする。
ネガティブな感情の津波に飲み込まれた時に、冷静に強く対処できる指導者の力が絶対に必要だ。